3月15日(水)に渡米し、2年ぶりに国連女性の地位委員会(Commission on the Status of Women)を視察しました。今年で61回目になるCSWは3月13日(月)〜24日(金)まで開催されました。前回は開会式から閉会式まで見届けたのですが(海外の活動報告参照)、今回は日本のサイドイベント(講演または会議)を中心に視察し、短い滞在になりました。本当は14日(火)に出発予定だったのです。ところがこの日はブリザードがニューヨークを直撃した為、空港が閉鎖。予定便もキャンセルになって1日遅れの出発でした。先に現地入りしていた会議参加者の話では、いわゆる緊急事態の発令で公共交通機関も動かず、国連ビルも閉鎖。不要不急の外出は控えるようにとのことで、皆、食糧を買い込んでホテルに缶詰めになっていたそうです。

2017年3月16日(木)トランプタワーの入口2017年3月16日(木)トランプタワーの入口は除雪作業の真っ最中
 というわけで1日遅れの15日(水)に無事到着。翌朝、トランプタワーに行くと写真の通り、除雪作業の真っ最中で5番街とは思えない光景でした。すっかり観光名所と化したタワー前では記念写真を撮る人が後を絶たず、中に入ると以前はなかった荷物検査のセキュリティが2ヶ所。銃を持った警察官も巡回していて、外から見るより中の警備は厳重です。

 今回のニューヨーク訪問は、トランプ大統領のアメリカを肌で感じるという目的もあったので、トランプタワーには真っ先に行ってみたのです。またこの時期はちょうどトランプ大統領就任から100日が過ぎた頃だったので、メディアが厳しく評価を報じていました。移民の入国制限について、大統領令と司法が真っ向から勝負している様子もリアルに伝わってきました。またアメリカに行ってみて、トランプ氏の大統領選勝利というのは、彼の人気が高いというよりヒラリー氏の人気がなかったということなのだと感じました。

2017年3月16日(木)国連前で雪遊びをする子供達2017年3月16日(木)CSWの看板前にて。2017年3月16日(木)主催者挨拶する別所浩郎国連大使
 さて国連ビルに移動すると、やはり雪山が残っていて子供が遊んでいます。この日は日本政府のサイドイベントがありました。テーマは「災害と女性のレジリエンス」(レジリエンス=元に戻ること)。別所浩郎国連大使が主催者挨拶をし、日本からは田中和徳衆議院議員と山中子世界津波の日特別大使(そんな肩書があるんですね)が駆け付けていました。

2017年3月17日(金)日本のサイドイベント「女性の経済的自立」の会議風景
 翌17日(金)は日本のNPO主催のサイドイベントがあり、こちらのテーマは「女性の経済的自立」。CSWのサイドイベントは政府・国際機関によるものとNPO主催のものと2種類あり、日本も開催期間中に各1回ずつ行います。今回はちょうど16,17日と続いていたので効率よく参加することができました。両イベントとも席が足りなくなるくらい盛況でした。

 CSWは毎年、大会のスローガンがあり、今年は゛Be Bold for Change”(大胆に変化せよ)。なかなか勇ましい掛け声です。

2017年3月17日(金)セント・パトリック協会前にて。2017年3月17日(金)トランプタワー前を通過するパレード
 17日(金)はセント・パトリック・デーだったので、午後からの会議前に5番街のパレードも観に行きました。除雪作業のおかげであの雪山がすっかりなくなり、よく1日でここまできれいにしたものだと、これはアメリカ人に感心しました。雪なんて降らなかったかのように何事もなくパレードは盛大に行われました。この日はまさに晴天。絶好のパレード日和でした。