私は古民家が好きで、カフェでも宿でも見つけると通ってしまいます。今回はお薦めの古民家の宿を2軒、ご紹介します。

他郷阿部家(0854−89−0022)
2013年3月17日(日)門から続く道2013年3月16日(土)屋根裏の部屋。落ち着きます。
 石見銀山にある築220年の武家屋敷を改装した他郷阿部家は、群言堂などの店舗を持つ石見銀山生活文化研究所が経営する「暮らす宿」です。松葉登美所長はここで暮らして得る着想をものづくりに活かし、ライフスタイルを発信しているのです。

 地元の山の幸、海の幸と釜で炊くご飯…厠も風呂場も中庭に面してあるので、一度外に出ることが面倒な人には向きませんが、日本の生活文化がここにあること、持続可能な人間らしい暮らしがあることをこの宿は教えてくれます。大都市東京、永田町と対極にあるこの場所に、私は時々飛び込んでリフレッシュしています。

オーベルジュ雲南(0854−48−0070)
2013年4月6日(土)宿の外観2013年4月6日(土)おいしそ〜!
 木次の出雲湯村温泉にあるオーベルジュ雲南。そもそも県内でオーベルジュを名乗る宿はここくらいしか知りません。築100年の古民家を改装した宿には2階に部屋が2つだけ…川に面した「リバーサイド」と屋根裏部屋のような「シーリング」は、どちらも畳とベッドがある和洋室です。

 この宿のお風呂は道路の反対側、徒歩2〜3分の共同浴場湯乃上館を使うので、入浴券が配られます。温泉宿の離れに泊まっているような距離感です。湯乃上館はレトロな温泉で、これぞ源泉かけ流し!すべてのお湯を溜め枡から汲んで使う所は珍しいと思います。昭和で時が止まったみたい…。

 さて、オーベルジュ雲南のレストランは現代風で、野菜をたくさん使ったコース料理をいただきました。ゆっくりと食事をしながら暮れていく川辺を眺めるのがおすすめです。