(亜紀子のお知らせ) by akiko on 2012年4月6日(金) |

 国民新党について、代表と幹事長の会見内容があまりにも食い違い、世間を混乱させているので、現在までの経緯をお伝え致します。

 3月29日(木)夜、党本部で議員総会が行われ、松下副大臣以外は全員が出席しました。代表は連立解消の考えを伝え、一人一人がその場で意見を述べました。連立を解消してほしくないという考えが大勢でしたが、皆に理解を求め、代表は党首会談に出かけました。党首会談において代表は連立解消の考えを伝えた上で、政権に残りたい党員、つまり大臣、副大臣、政務官をどうしても続けたいと主張している3人(自見、松下、森田)について、連立を解消しても無所属で使ってもらえるかどうかを打診し、総理は一晩考えたいということで翌朝、7時半に党首会談が再度開催されました。

 さて、3月30日(金)朝の党首会談で、野田総理から無所属では使えないという考えが伝えられ、それでは政務4人(自見、松下、森田、浜田)は引き上げるということで官邸から出た直後に会見を行い、連立解消したことを報道陣に伝えました。

 一方、下地幹事長は、党首会談が行われている最中に官房長官に電話し、連立は解消せずに自見大臣が署名することを議員総会で決めたと伝えました。連立維持派は議員総会の決定が党の決定であると主張しているのですが、党則4条2項に、「代表は、党の最高責任者であって、党を代表し、党務を総理する。」とある以外、議員総会に関する規定はないのです。議員総会に出席していた長谷川憲正顧問が党規約とやらの一部を読み上げ、議員総会が党の最高決定機関だと主張したのですが、そんな規約は見たことがなく、捏造の可能性があります。亀井静香代表は、どんな組織であっても代表が最終決定をするのだと主張しており、私もそうだと思います。

 さて、閣議決定の直前に連立を解消し、亀井静香代表はそのことを自見大臣に伝えようと携帯に電話しましたが、自見大臣は電話に出ずに署名し、国民新党として署名したと現在も主張しています。また下地幹事長が連立は解消していないと官房長官に伝え、官房長官が連立を解消していないと会見したことが、混乱に更に拍車をかけています。亀井静香代表が自見大臣と連絡が取れたのはこの日の夕方であり、代表は大臣を辞任するよう求めましたが、自見大臣は絶対に嫌だと居座っているわけです。

 一方、野田総理ですが、党首会談で連立解消を確認したにも関わらず、その後、官房長官に解消していないらしいと言われ、そちらを信じているようです。今回の混乱の原因は、もちろん代表と全く違う考えや嘘を官邸に伝える下地幹事長にあり、国民新党側の問題ではありますが、これまで民主党政権と接してきて思うことは、情報の信頼性よりも自分達が信じたい情報に飛びつき、好ましくない情報については思考停止することです。そもそも社会常識として、トップ会談で決まったことをナンバー2同士が電話で覆すということはあり得ません。

 財務省は閣議決定の効力について心配しています。問題は自見大臣がどういう立場で閣議決定に署名したかということです。総理が会見で無所属議員としての閣議決定は認めないと発言しているので、連立解消後に自見大臣が無所属として署名したのであれば、閣議決定が無効になるからです。野田総理はなぜ、閣議直前に連立解消のトップ会談を行いながら、自見大臣を閣議に入れたのでしょうか。どういう立場で署名させたのでしょうか。これは核心的な問題です。総理も官房長官も「国民新党内の問題」と発言したようですが、党内の異なる意見を官邸が勝手に選ぶ権利はありません。亀井代表は3月30日(金)夕方、藤村官房長官と輿石幹事長に対し、総理が自見大臣を更迭するよう要求しました。現在までのところ、野田総理は何も動かず、説明もないのです。

 国民新党として連立は解消したという立場です。それは現在も亀井静香代表だからです。連立維持派は、代表の決定に従えないのであれば、新党を結成して連立を組み直すのが筋でしょう。代表はまだ除名等の処分をせずに様子を見ているようです。また総理が国民新党から政務に出ている4人を残す、全員ではなくても残って仕事を続けてほしいということで見解を変えれば、状況は変わるでしょう。もともと代表は、松下副大臣については復興担当なので無所属になって政府に残ってほしいという気持ちでした。今、ボールは民主党に投げられています。連立解消という事実は変わらないので、その上で政務4人を総理がどう扱うかという問題であり、自見大臣を含めて総理が自分の政権に残したいということであれば、該当者が離党届を出して無所属で政権にとどまればよいだけの話です。それをどう評価するかは国民の判断だと思います。